山道からこっそり崖下に投げ捨てられた家庭ごみを回収!
2022年8月21日(日)【香川県小豆島吉野浜】
SCBC島風は、小豆島のごみ問題の一つである、海沿いの道から崖下砂浜に投棄された家庭ごみ等のごみを拾う「第3回SCBC崖の下のビーチクリーニング作戦in小豆島」を2022年8月21日に、海にごみを捨てることの危険性の再認識を目的として、香川県小豆島の吉野浜にて開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要:カッターボートで崖下の砂浜にアプローチしてごみ拾いを実施!
・日程:2022年8月21日(日)
・開催場所:小豆島 ふるさと村 に集合し 近隣の吉野浜にて
・参加人数:10名
崖の下のビーチクリーニング
崖下の砂浜は船でしか入れずごみの収拾が難しいため、今回カッターボートで砂浜にアプローチしてごみ拾いを実施しました。
海はごみ捨て場ではない。人に見られていないからといって海にごみを捨ててはいけない。そして、一度捨てられたごみを拾うことの大変さと危険性について知る機会を設けました。
前回7月18日実施の際に降り立ったビーチに再度降り立った子供たちは、前回綺麗にしたビーチがまたごみで汚れていることにがっかり。精霊流しの舟などは身近な風習も海を汚す原因になっていることにショックを受けながらも最後は砂浜がきれいになったことをみんなで喜んでいました。
カッターボート漕艇帆走体験
前回に続き、カッターボート漕艇では、3種類のオールの漕ぎ比べを体験し楽しみながらその違いを体感することが出来ました。オールのブレードを深く海につけるとオールを漕ぐ力はより必要になるけど、その分カッターボートはより力強く進むことや、手の力だけでなく身体全体を使ってオールを漕ぐことで疲れることなくより長い時間オールを漕ぐことが出来ることを学習しました。そして、みんながタイミングを合わせるために大きな声で掛け声をかけてオールを漕ぐとカッターボートがより早く進むことを子供たちは楽しめたようでした。
ごみ拾いへの往路は漕艇で苦労をしたのに、風を捉えて帆走した復路はあっという間に港までカッターボートが疾走することに驚きながらも帆走の楽しさ面白さを感じてもらえたようでした。
水辺の安全教室
前回と同様に、普段から協力をいただいているB&G池田海洋クラブ 佐倉 亮さんに水辺の安全教室として安全紙芝居を上演いただき、ライフジャケットの大切さを教えてもらいました。
また、今回は小豆島の漁師さんで有名YouTuberの「小豆島の漁師 はまゆう」さんに、小豆島の海の豊かさ、素晴らしさを漁を通じての体験を踏まえて講演いただき、子供達は自分たちはとても素晴らしい環境のなかで生まれ育っていることを感じてもらえたようでした。
参加した子ども・保護者からの声
・前回綺麗にした浜にまたたくさんのごみが落ちていてびっくりした!
・シーグラスを拾って楽しかった。ごみを捨てたらダメだと思いました。
・海に落ちた人を助けるためにはどうしたらいいかを知ってよかった。
・子供達3人で参加したがごみも広いカッターボートにも乗れてすごく喜んでいました。
・カッターボートで苦労して漕いだ経路を帆走であっという間に帰れたのは驚き。
・初めてカッターボートに乗ったが風の力で走るのがとても面白かった。また海のごみで多くのペットボトルが 海岸に落ちていることが分かった。
<団体概要>
団体名称 :SCBC島風
URL :https://scbc-shimakaze.com
活動内容 :本会はセーリングカッターやヨットなどでの海での帆走やカッター、カヤックなどでの
漕艇を通じて会員相互の親睦を図り、また各種イベント企画、地域団体等への協力や
社会に奉仕することで明るい小豆島づくりに貢献します
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
<お問い合わせ先>
団体名称 :SCBC島風 担当者氏名:山本 修久
メールアドレス:scbc.shimakaze@gmail.com